肩こりが引き起こす悪影響とは

2021年1月22日

肩こりが引き起こす悪影響とは

肩こりの原因

日常的に肩こりに悩んでいる人は多く見られますが、肩こりの原因として一番に考えられることは、その構造にあるといえるでしょう。一般的に人間の頭部は、約5キロほどあるといわれています。人間の肩には、この重い頭部の重さがのしかかっていることになります。肩の筋肉には大きな負担がかかりやすい構造になっていることがわかります。特に日本人の場合には、欧米人と比べると筋肉の量が極端に少なく、筋肉への負担は大きくなります。これが肩こりを起こしやすいとも言われているのです。
さらには近年ではスマートフォンやパソコンが大きく普及したことによって、長時間同じ姿勢を続けている人が多く見られます。これに精神的なストレスを抱えるなどの条件が加われば、肩の筋肉は緊張して血液の循環が悪くなります。疲労がたまるなどして筋肉がこわばると、肩こりが生じることにもなります。

肩こりによる悪影響

たかが肩こりと思っている人も多いかもしれませんが、実は肩こりを放置すると、体にはさまざまな悪影響を及ぼすことがあります。ひどい肩こりがあると、頭部への血行不良にも結び付くといわれています。人間の体の基本は、頭を冷やし足を温めることにより健康に役立つといわれています。肩凝りによって頭部への血液が阻まれると、さまざまな悪影響が出てくることでしょう。眠れなくなったり気分障害に発展する可能性もあり、そのほかにも脱毛や白髪、肌荒れなどにも結び付きやすくなります。またストレスによって血行不良が起こることもありますが、肩凝りがそれに拍車をかけることにもなるでしょう。
ひどい肩こりとなると、食べ物を噛み砕こうとしたときに痛みを感じる顎関節症を引き起こす人も見られます。耳の聞こえが悪かったり眼精疲労などを感じている人も、肩こりの解消により症状が軽減されている人が多く見られます。たかが肩こりと侮るのではなく、整体などに通い解消に導きましょう。