飲酒してても整体に行って大丈夫?

飲酒中に整体治療するとどうなるのか

マッサージを受けると、体が軽くなります。それは、マッサージで筋肉の凝りをほぐし、体内の血液循環を良くしているからなのですが、そのマッサージの前に飲酒をしているとどのような影響があるかご存じでしょうか。結論から言うと、もちろんお酒の量やお酒に対するその人の耐性にもよりますが、基本的には危険な行為ですのでやめた方がよいです。お酒を飲むと血管が拡張します。さらにマッサージにより体内の血液循環を高めるため、お酒を飲むと発生する有害物質であるアセトアルデヒドが全身に回ることになります。それにより、脈拍があがり、動機を引き起こしたり、頭痛や吐き気などの症状が顕著に表れるケースが多いです。
血中アルコール濃度は飲酒後30分で急上昇し、その後緩やかに下降していきます。まずは酔いがさめるまで十分な時間をおいてから整体を受けることが無難でしょう。最低でも2時間~3時間はあけたいところです。

モラルも考えましょう

お酒を飲んでいい気持ちになって、サウナへ行って汗をかきたいとか、整体へ行ってリラックスしたいなどという気持ちになるのはわからないではありません。また、お酒により判断力が鈍り、普段であれば行かないという選択をするところ、街で見つけた看板でふらっと寄ってしまうこともあるかもしれません。ですが、まずは自分の体のことを考えましょう。体調が悪くなってしまっては元も子もありません。そのような状態で来店したお客様に施術をする整体師さんは、自分の手技によって体の状態を治したいと思ってるところ、逆に悪くなってしまうのですから、とてもやるせない気持ちになるでしょう。そして単純に、整体師さんもお酒臭いお客様の体を扱うのは気分良いことではないですよね。かなり近い位置で施術をしないといけない職業ですので、整体師さんの気持ちも考えてモラルを守りましょう。