整体技法との相性を見る

2021年1月22日

整体技法との相性を見る

整体にも色々種類があることを覚えておこう

一口に整体と言っても、大きく見れば「体質や姿勢矯正を目的とした体操と呼吸法型」と「マッサージや指圧等の他者施術型」の2種類に分類され、その2種類の中でも流派によって多くの整体技法が存在します。つまり武道等と同じで、整体とは「体の体調を整える技術全般」を指す総称であり、整体という名の1流派が存在する訳では無いという事です。
肩凝り1つ取ったとしても、「神経系の疲れで、とにかく凝りを解してユックリ休みたい」という人に向いている整体技法を得意とする流派もあれば、「肩凝り以外にも不調が色々あって、運動不足改善も兼ねて体質改善したい」という人が選択すべき流派等も存在します。
そういった点を考えるならば、まず整体を利用する前には「現在、自分が困っている問題をどのタイプの整体のどういった整体技法を用いてどう改善するのか」という事で一応の計画を立てておく事をおすすめします。そこが明確ならば、相性が悪い整体に当たってしまい、あまり上手く行かなかったという問題は大幅に軽減出来ます。

ある程度通っても効果が無かったら

相性が悪くて、通う事自体に大きいストレスや悪化の不安が付きまとうのでしたら即変わった方が無難ですが、あまり効果を感じられないレベルでしたら原因は幾つか考えられます。まず「施術者の力量不足」です。前提条件として、「自身の症状を改善する為に、この整体のどういう整体技法に期待するのか」という事で見通しを立てておく必要がありますが、それが予定通りに進まない事も珍しくありません。
改めて見立てや施術内容を考えてみて、自分が見当違いをしていた可能性に気付く事もありますが、そうでない場合は施術者側の力量が足りないという結論になる事も少なくありません。その場合は、違う施術者の予約を取るか院を変わる事をおすすめします。場合によったら、見立て時点で放棄していた他のタイプの整体を検討してみるというのも悪くありません。
他にも、「施術者の力量も決して低くは無いけれど、自分との相性は悪い」という事で、効果が無い様な事も多いです。対人技術である以上、避けられない面もありますが、この場合も転院をおすすめします。