「整体」と「整骨」の違い

2021年1月22日

整体と整骨の違い

施術や資格に大きな違い

整体と整骨には施術をする人が国家資格を有しているのかどうか、という違いがあります。整骨の施術を行うには、柔道整復師という国家資格がなければいけません。骨を扱うことになるので基本知識はもちろん、細かな情報を必要とします。整体は資格を取得しなければいけない、ということはないため勉強をした人は誰でもなれる職業だと考えていいでしょう。
整骨では怪我などの外傷が原因で発症する骨や筋肉、関節に靭帯といった部分に関わる症状に対処する施術を行なうことが出来ます。その方法は非観血的療法という電気治療や温熱パック、マッサージなどの施術です。整体は体を揉んだり関節や骨格のズレ、ゆがみを矯正する施術や筋肉のコリをほぐす、体のバランスを整える行為を行います。これによってリラクゼーション効果や美容効果、運動能力の向上などの影響があるということです。

それぞれの得意分野とは

整体と整骨、それぞれの得意分野はなんでしょうか。まず、整骨は国家資格を有する施術者が関節や筋肉、筋といった体にとって重要な部分を整えるため素人では出来ない施術を得意とします。骨折や脱臼、介護予防の訓練など人体の内側を改善したいときにおすすめです。
整体はリラクゼーション効果もあるため、癒やしを得意としています。また、長い間感じている体調不良などを解消する施術が得意です。筋肉をほぐしたり、マッサージのようなことも行うので体の緊張感を緩和することが出来るのがいいです。
それぞれの得意分野を理解したら、そのとき自分がどのような症状を感じているのかを確認してみましょう。その症状や体の状態によって整体と整骨のどちらで施術を受けるかを決めることが出来ます。得意分野がわかっていればそれに合わせて通うことが出来ますし、体の疲れと症状を改善して整えると気持ちも心も軽くなります。